PROBLEM

チームビルディングとチームワークの定義

チームビルディングと似た言葉でチームワークがあります。両者はどのような違いがあるのでしょうか。チームビルディングは個人の能力を持ち合い、中長期的かつ戦略的なプランをもとに、ビジネス目標を達成していくスタイルです。簡単に言えば、目標ではなく、目的を達成していく強いチームづくりと言えます。それに対しチームワークはメンバー同士の弱点を補填しながら、楽しく特定のタスクを解決していくスタイルになります。チームワークが発揮されるのはある程度全体像が見えており、目標の想像がしやすい短期的なタスクが向いています。つまり、チームワークだけでは短期的な目標は達成できても、長期的な目的に対しては方向性がバラバラになってしまい、整合性を取るのが困難な場合が多いのも特徴といえるでしょう。要するに、チームワークではタスク達成を第一の目標としているため、個々の能力を活かすことや成長にはほとんど目が向けられていないのが現状です。チームビルディングとチームワークは個人の能力を活かす視点が大きく異なっているといえるでしょう。

「ビジネスにおけるチームのまとまりがない」
「個々の能力が活かしきれておらず結果が出せない」
「プロジェクトの進行に不安がある」
「リーダーが育たない」
「メンバーが定着しない」

こうした恒久的な問題が解決できないのは、この本質的な視点理解が大きく不足しているためです。異なる個人がそれぞれの力を発揮しながら長期的に協働していくのは簡単ではありません。チームビルディングはまさしくそうした問題を解決するための手法です。本サービスでは、チームビルディングの基礎知識に加え実施のメリットやプロセスについてご紹介します。

PROCESS

「タックマンモデル」とは、チームビルディングを行う中で、5段階の状態に分かれることを示したものです。

1965年に心理学者のブルース・W・タックマンが提唱しました。


形成期
チームが立ち上がったばかりのタイミングで、メンバーもお互いのことをよく知らない状態です。チームの目標やビジョン、個人の役割などを探っている時期のことを指します。

●混乱期
チームの目標や個人の役割が明確に定まっておらず、メンバー同士で意見の食い違いなどが発生する状態です。

人間関係や具体的な業務の進め方で、衝突したり不満を抱えたりしやすい時期と言えます。

この混乱期はチームビルディングを行う中で必ず訪れます。「新しいチームになって、混乱するのは当たり前」と安心して捉えられるというところに、タックマンモデルへの理解を深める価値があるでしょう。

●統一期
混乱期を乗り越えると、チームとして目指すビジョンや意見が統一され、一体感が生まれます。メンバーがお互いのことを理解し信頼関係が構築される時期です。

●機能期
チームが成熟し、メンバー個人の自立性が高い状態です。リーダーの指示がなくても、率先して行動したりお互いのサポートをしたりすることができます。チームとして最もパフォーマンスを発揮できる時期と言えるでしょう。

散会期
目的を達成したり、時間的な制約を受けたりすることで、チームが解散する時期のことです。

メンバーはそれぞれ、次のミッションやプロジェクトに向けて動き出します。

BIG CHALLENGE

増加し続ける管理職の負担

管理職は、チームや部門の業績の責任を担うほか、チームの運営に関わる多くの業務を担当しており、とても重い負担を強いられています。

WHAT SERVICE

持続的に進化するチームづくり

1.未来時間プールの確保
5つの段階に合わせてチームビルディングを進めていくには、まずメンバーが安心して働ける心理的安全性が確保された環境が必要です。そのためには、リーダーやメンバーがチームプランを設計する工数が必要になってきます。また、設計完了後にはPDCAを回していく時間が必要になり、継続的なチームビルディングに対しての時間を確保しなければなりません。この工数のことを未来時間プールと名付けています。まずは、この未来時間をつくるところから、着手していきます。


2.魅力的な未来とルール作づくり
未来時間が確保できたら、次に「チームプラン」の作成を着手します。 本プランは、チームとメンバーの目的を見える化しその目的を実現する戦略まで明快に することでメンバー全員の共通目的を一致させます。これが、チームパワーを最大限に上げる原書となってきますチームプランが作成できれば、メンバーへ周知し、メンバーの意見を取り入れながら、プランの 実行を始めていきます。


3.メンバーのドリームプラン作成
チームプランにて、チームのモチベーションが短期的に上がっても、長期的には持ちません。長期的にモチベーションを維持していくにはメンバー個人のハッピーを可視化し、チーム目的とメンバーのハッピーを融合させていく必要があります。つまり、双方のゴールを叶えられる内容が納得感へと繋がります。これなら、皆がハッピーになると思えるプラン を作ることができましたら凄いパワーを獲得できるのです。メンバー個人のハッピーをドリームプランという手法で可視化します。


4.関係づくりの情報シェア
何よりも大切なのは、メンバーのスキルや経験、価値観、夢などをチーム全員に共有することです。チームリーダーだけでなくメンバー間での理解を深めることが、信頼関係の構築につながります。「どんな特徴を持った人なのか」「得意なことや不得意なことは何か」「どんな夢を持っているのか」などを共有すると、チーム内での関係を作りやすくなるでしょう。


5.アイデア会議室の活用
チームビルディングの5つ目の手法は、研修やセミナー、ワークショップ、会議体の企画と実施です。本取組みはチームワークを強めることに集中できるため、量のコミュニケーションが必要な混乱期に実施するのがよいでしょう。内容は、楽しめながらできるものから意見交換が必要なものまで、多様なメニューを用意するのがベストです。また、いつも同じオフィス内の会議室では思考が固まり、良質なアイデアを得るのは難しくなりますのでオフサイトミーティングがお勧めです。当社では「アイデアの城」というアイデア会議室を運営していますので、是非、ご検討ください。

アイデアの城【王宮の魔法学校】

東京都千代田区神田須田町1-8-4ニュー千代田ビル5F   03-5256-8900